何人もの五輪メダリストを支えてきた最先端のテーピング技術を初公開。
日本を代表するトレーナーが『受傷後の適切な処置と再発防止』にスポットを当て、誰でもマスターできる最新のテーピング術をわかりやすくレクチャーした必見の一作です。
※本作品のストリーミング映像はSD画質となります。
発売:2017年
※2018年11月8日価格を改定いたしました。
模型を使いながら各部位の名称、動きやはたらき、さまざまな損傷が起こるメカニズムが丁寧に説明され、テーピング術は実演しながらポイントで解説があったので、素人の私でも分かりやすかったです。また、間違った巻き方の紹介では、同時にそのデメリットがちゃんと説明されていたため、さらに理解が深まりました。
“ちょっと気になる”各部位に対するテーピング術の紹介がありましたが、これはテーピングそのものが怪我をした場合の対策としてだけではなく、怪我を予防するための対策としても非常に役立つことが改めてよく分かるものでした。
選手自身が自分の身体の関節や筋肉のはたらきについて理解を深めることは、怪我を未然に防ぐことや競技力向上に繋がると思うので、選手をサポートする方はもちろん、ぜひ選手の方々にもお勧めしたいです。
星 奈津美(ミズノスイムチーム)
2016年リオデジャネイロオリンピック 200mバタフライ 銅メダル
2015年 カザン世界水泳 200mバタフライ 金メダル
2012年ロンドンオリンピック 200mバタフライ 銅メダル
運動器障害の多くは関節の不安定性、アライメント不良や筋腱付着部への過剰な負荷によって発生する。テーピング技術は関節の構造的安定化機構を皮膚上からサポートするとともに、皮膚の感覚受容器を介して動的安定性にも影響を及ぼす奥の深い技術であり、運動器障害をマネジメントするトレーナーの必須技術である。
このDVDでは、競技現場での経験が豊富な小泉・後関両トレーナーが、運動器障害の病態とテーピングの適応に関する解説を行いながら、最適なテーピングの方法を伝授している。複数のカメラでその手技を見ながら実践することで、多くのトレーナーのテーピング技術が向上し、スポーツ障害で競技パフォーマンスを落とす選手が減ることを期待する。
早稲田大学スポーツ科学学術院教授
金岡 恒治
今回DVDで使用するキネシオロジーテープとホワイトテープの違いと、足首のテーピング(巻き方・貼り方)について
- キネシオロジーテープ
裏紙付きの直接皮膚に貼ることができるテープ。
直接皮膚に貼ることで、関節の方向を変えたり(正しい位置に戻す)、運動を望ましい方向に誘導することができる。
- ホワイトテープ
キネシオロジーテープのように関節の方向を変えたりできないが、固定力が非常に強いため痛みのある運動方向を制限することができる。
<テーピングの基本>である足首のテーピングについて、それぞれのテーピングが持つ効果を下記に紹介しています。
★アンダーラップ…
汗でテーピングが剥がれるのを防ぎ、皮膚との摩擦を抑えて肌のかぶれを予防するために巻くウレタン素材の保護テーピング。また、テープをはがすときの痛みを和らげ、テーピングの効果を長持ちさせる効果もある。
★アンカーテーピング…
スポーツテーピングの土台となるテーピング。テーピングがはがれにくくするために巻くテーピング
★スターアップテーピング…
足首が内側に捻る動きを止める為のテーピング
★ホースシューテーピング…
スターアップテーピングの補強とアキレス腱の保護のために巻くテーピング
★サーキュラーテーピング…
スターアップテーピングがずれたり、ゆるんだりしないよう固定する為に巻くテーピング
★ヒールロックテーピング…
踵(かかと)を真ん中でしっかり固定し、左右のぶれを防ぐ為のテーピング
★フィギュアエイトテーピング…
足の前の部分が内捻りしないよう、8の字形に巻くテーピング
これらの巻き方や貼り方など、詳しい方法はDVD内でわかりやすく解説していますので映像をご覧ください。
※指導者・協力者等の役職、所属は収録日時点のものとなります。