『小さなチームが勝つためには、どんなスタイルのバスケットボールをしなければならないのか?』
この問いに津軽中学校の小野寿昭コーチが導き出した答え、それは「走って、動きまわって勝つバスケ」。一見シンプルなこのスタイルを津軽式にアレンジし実行した結果、2009年度全中3位という好成績につながりました。例えば、ディフェンスはオールコートでプレッシャーをかけ、様々なプレーを選択しながら相手のミスを誘い出し、確率の悪いシュートを打たせる。一方、オフェンスではとにかく「速い攻め」からの「早いシュート」をねらい、ノーマークでパスを受けられるようスペースを作ってチャンスをつかむ。そのためにはボールを持っていない時にどういう動きをし、どういう状況で、どういう体勢でパスをもらうかが重要なカギとなっています。“高さ”という壁を“技術と戦略”で見事に補い、全国大会で成果をあげた津軽中。「ボールを持っていないところでの攻防」を重点に考えた数々のメニューは、状況判断の向上、更には選手の潜在能力を効果的に引き出すパーフェクトプログラムです。
発売:2009年
※指導者・協力者等の役職、所属は収録日時点のものとなります。